感想
肩の力を抜いて読む本。
全体的に茶化すように書かれていて、真面目な人はバカにされたと思ってしまうかも。
著者が「読みたいこと」を書いた結果、この文体になったのかなと解釈した。
主張は、タイトルの通り、自分が読みたくなるような文章を書け、というもの。
恐らく著者は、情報商材屋が書く判で押したような文章が嫌いで、他人の方ばっか気にして自分のない文章を書くんだったら、それあなたじゃなくてもいいよね?という話。
かと言って、自分の感じたこと(=内面)をそのまま書くだけでは何も面白味のない文章になってしまう。
じゃあどうすればよいか?
答えは、事実を徹底的に調べることである。
事実は全員にとって共通のものであり、そこに自分の意見を混ぜることで初めて価値が出る。
また、車輪の再発明的なことを書くのは無意味なので、一次資料に当たることが大切だとも説いている。(ここで言う一次資料とは、国会図書館に所蔵されているようなガチでマジの資料)
そこまでやったことない自分にとっては耳が痛い話…
独特の文体で好みがハッキリ分かれる本だと思います。
あまり真面目に捉えずに、「お、イイコト書いてあるかも~!」くらいで読む本かなと思いました。
評価:★★★☆☆
こんな人におすすめ
・万人受けすると思うけど、堅いビジネス書を求めている人は肩透かしを喰らうかも
良かった点
・正論で厳しいことを言っており、ハッとさせられる、発見がある。簡単に「バズる」文なんて書けないんです
・ユニークな文体で、サクッと読める
悪かった点
・ユニークすぎるため、合わない人には合わない
書籍情報
著者名:田中 泰延
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2019/6/12
ジャンル:ビジネス書
ページ数:272ページ