こんにちは、ばいおです。
今回は、ビジネスパートナ(BP)関連の主要なテーブルまとめについて記事にしました。
ビジネスパートナで使用しているテーブルをザクッと知りたいという方はもちろん、SAP導入時に必須となるであろう移行作業をする方の参考にもなれば幸いです。
また、ビジネスパートナについての記事は↓にまとめていますので、あわせてご参照ください!
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各モジュールでよく使用するトランザクションなどが記載されており、重宝します。
ビジネスパートナ関連のテーブル
今回説明するテーブルの相関図は以下のようになります。
この図を頭に入れておくことで、各テーブル間の関係性がわかりやすくなるかと思います。
では、各テーブルの説明に入っていきます。
BUT000:BP 一般データI
ビジネスパートナの基本情報が格納されているテーブルです。
ビジネスパートナマスタのコードがキー項目となっており、ビジネスパートナ関連テーブルの基本となるテーブルになります。
ビジネスパートナを登録する際に必須入力となる、ビジネスパートナカテゴリやグルーピングの情報もこちらに格納されています。
その他には、ビジネスパートナの名称や共通ブロックのフラグ管理、ビジネスパートナの登録者・登録日や変更者・変更日などを参照することができます。
BUT020:BP 住所
ビジネスパートナのアドレス番号が格納されているテーブルです。
1点注意が必要なのは、「BUT020」から直撃でビジネスパートナの住所情報を取得できない点です。
実際の住所情報を保持しているのは後述の「ADRC」というテーブルであり、「BUT020」のアドレス番号と「ADRC」のアドレス番号を紐付けることで、ビジネスパートナマスタに対応する住所を取得することができます。
ADRC:アドレス
住所情報が格納されているテーブルです。
アドレス番号がキー項目となっており、前述の「BUT020」のアドレス番号と紐付けることで、ビジネスパートナの住所情報を取得することができます。
「BUT020」だけでなく、後述の「KNA1(得意先マスタ)」や「LFA1(仕入先マスタ)」のアドレス番号とも紐付いています。
BUT100:BP 役割
ビジネスパートナのビジネスパートナロールが格納されているテーブルです。
特定のロールをもつビジネスパートナ一覧を確認したい場合や、ビジネスパートナごとにどのようなロールが割り当たっているかを確認したい場合は、このテーブルから参照することができます。
BUT0BK:BP 銀行詳細
ビジネスパートナの銀行口座情報が格納されているテーブルです。
ビジネスパートナの銀行口座情報はトランザクションコード「BP」から登録することができ、銀行コードや口座番号、口座名義人などを設定できます。
BNKA:銀行マスタ
その名の通り銀行マスタの情報が格納されているテーブルで、銀行コードがキー項目です。
銀行マスタを登録していないと、ビジネスパートナの銀行口座情報として銀行コードを登録することはできません。
銀行マスタの登録は、トランザクションコード「FI01」から行えます。
KNA1:得意先マスタ(一般)
得意先マスタの基本情報が格納されているテーブルです。
ビジネスパートナに対して得意先ロールを割り当てた場合に入力できる項目を保持しています。
なので、得意先コード=ビジネスパートナマスタのコードとなります。
得意先マスタ関連・仕入先マスタ関連のテーブルは、S/4 HANA以前から存在しているテーブルなので、既にご存じの方も多いかと思います(ADRC・BNKAも同様)。
前述の通り、住所情報を保持しているテーブル「ADRC」と「KNA1」のアドレス番号を紐付けることで、得意先マスタの住所情報を取得できます。
KNB1:得意先マスタ(会社コード)
得意先マスタの会社コードごとに定義する情報が格納されているテーブルです。
統制勘定や、取引銀行(自社が持ってる銀行口座)などが保持されています。
LFA1:仕入先マスタ(一般)
仕入先マスタの基本情報が格納されているテーブルです。
ビジネスパートナに対して仕入先ロールを割り当てた場合に入力できる項目を保持しています。
得意先と同じく、仕入先コード=ビジネスパートナマスタのコードとなります。
前述の通り、住所情報を保持しているテーブル「ADRC」と「LFA1」のアドレス番号を紐付けることで、仕入先マスタの住所情報を取得できます。
LFB1:仕入先マスタ(会社コード)
仕入先マスタの会社コードごとに定義する情報が格納されているテーブルです。
「KNB1」と同じく統制勘定や、取引銀行(自社が持ってる銀行口座)などが保持されています。
おわりに
今回は、ビジネスパートナ関連の主要なテーブルまとめについて記載しました。
この記事が、ビジネスパートナ関連のテーブルについて知りたいという方や、SAP導入時の移行作業をする方の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。