【SAP】自動消込機能について解説【FI】

SAP

こんにちは、ばいおです。

SAPには、未決済明細をまとめて消込できる「自動消込」という機能があります。
この記事では、自動消込機能の概要や自動消込機能を使用するための設定について解説します。

自動消込機能の概要

自動消込機能は、得意先・仕入先・勘定コードを消込キーの条件に設定して、設定した条件に合致する明細をまとめて消込できる機能です。
SAP標準の機能で、プログラム名称は「SAPF124」になります。

自動消込機能を実行するトランザクションコードは「F.13」です。

また、SAPメニューから遷移することもできます。パスは以下の通り。

SAP メニュー -> 会計管理 -> 財務会計 -> 総勘定元帳 -> 定期処理 -> 自動消込 -> 消込通貨の指定なし

ちなみに、上記SAPメニューを見るとわかりますが、トランザクションコード「F13E」は消込通貨を指定できる自動消込機能、「F13L」は元帳別の自動消込機能になります。

トランザクションコード「F.13」を打つと、以下のような自動消込の画面に遷移します。
ここで消込対象にしたい明細を指定する条件を設定します。

消込対象として、会社コードや会計年度といった伝票ヘッダの情報を指定できるほか、得意先・仕入先・勘定コードといった単位で消込することができます。

例えば、勘定コード単位で消込がしたいのであれば、「勘定コード選択」にチェックを入れ、「G/L勘定」に、任意の勘定を設定します。

「得意先選択」「仕入先選択」「勘定コード選択」のそれぞれにチェックを入れることで、得意先・仕入先・勘定コード単位で同時に自動消込処理を行うこともできます。

また、自動消込機能はバックグラウンド実行ができるので、夜間処理でまとめて特定の勘定を消込する、といった処理も可能です。

自動消込機能を使用するために設定すべきこと

自動消込機能を使用するために、事前に設定しておくべきことが2点あります。

①カスタマイズが必要

1つ目は、カスタマイズが必要という点です。

カスタマイズが必要なSPROのパスは以下の通り。

財務会計 -> 総勘定元帳 -> 取引 -> 未消込明細消込 -> 準備: 自動消込処理

このカスタマイズでは、勘定コード表・勘定タイプ・消込対象とする勘定を設定します。

また、ソートキー(ZUONR)等の会計伝票の項目(BKPFやBSEG等)を消込キーとして5つまで設定できます。

ここでカスタマイズした内容は、テーブル:TF123(プログラム SAPF124 (決済) 実行の追加ルール)に設定されます。

このテーブルに設定されていない得意先・仕入先・勘定を使用して、自動消込機能を実行すると「勘定コードは選択されましたがテーブル TF123 に未登録です」というログが表示され、消込することが出来ません。

②勘定が統制勘定でない場合は、明細消込管理のフラグ設定が必要

2つ目は、消込したい勘定が統制勘定でない場合、その勘定には明細消込管理のフラグを立てる必要があるという点です。
そもそも明細消込管理フラグを立てていない勘定は消込管理が出来ないですね。

トランザクションコード「FS00」から、明細消込管理のフラグを立てることができます。

自動消込機能で消込対象とする勘定は、明細消込管理フラグがたっているか確認しましょう。
フラグがたっていないと、自動消込機能を使用しても消込対象とならないのでご留意ください。

おわりに

今回は、自動消込機能について解説しました。

FIモジュールを担当するならば、自動消込機能は使用する場面も多いのではないかと思います。
この記事が自動消込機能の理解の助けになれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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